植毛・自毛植毛の親和クリニックは、研鑽の自毛技術と豊富な実績で信頼される優しい医療を目指す東京の薄毛治療専門クリニックです

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最新の植毛事情について

進化した植毛治療

植毛とは薄毛になってしまった頭皮に、直接髪を植え込み増毛させる薄毛治療方法です。植毛手術には主に「人工毛植毛」と「自毛植毛」の2種類があります。

1960年代から70年代以前の植毛手術の主流は「人工毛植毛」でした。これはナイロンやポリエステルといった合成繊維で作った人工毛を使うため、施術後に異物感や拒否反応が生じるなど、デメリットが多く見られる植毛手術法でした。

一方「自毛植毛」は、1993年にアメリカで開かれた国際毛髪外科学会での発表から世界的に広まりました。自分の毛を使うため拒否反応がほとんど無く、毛髪の定着率も高いというメリットがあります。自分の毛を半永久的に生やすことができ、リスクや副作用が少なくメンテナンスの手間がかからない自毛植毛は、現在に至るまで植毛治療の主流となっています。

これまでの自毛植毛の施術法

ニードル法

ニードル法は数種類の植毛針を用いて、穴あけと植え込みを同時に行う植毛方法です。移植するための株(グラフト)は、通常2~3本の毛髪を1株としますが、ニードル法は一本毛を移植用のグラフトとして使用します。一本一本移植して傷痕も小さく済むため生え際などが自然な仕上がりになります。

しかし、グラフトの採取時にメスが使用されるので手術痕が残ってしまうことは避けられません。そして植え込み時に、植毛針と移植先の毛髪のサイズを一本一本合わせるため、移植株(ドナー)の作成に時間がかかり、広範囲への植毛が難しいというデメリットがあります。

FUT法、FUSS法

FUT法は1994~1995年に論文が発表されて以降、今でも自毛植毛の基本的な技術として世界中で施術が行われています。

主にメスとピンセットを使って行われる方法で、まずはメスを使って頭皮を帯状に切り取り、そこから毛包単位で切り分けてドナーを採取します。そして気になる薄毛の部分に、メスを使って入れた小さな切り込み(スリット)を作成し、そこにピンセットを使って移植を行います。

この方法はドナー採取時の毛根の切断率が低く、定着率が高いことが特徴です。
さらに大量のドナーが採取できるというメリットがあるため、広範囲の植毛に向いています。

しかし、切り取る範囲が広くなるため手術痕が残って目立ちやすいことがデメリットとなります。また、個人差がございますが、術後に強い痛みを感じることもあり、その期間も他のものに比べ長くなる可能性があります。

従来のFUE法

メスを使うFUT法とは異なり、口径1mm前後の医療用の専用パンチを利用した自毛植毛法になります。ドナーとなる部分を刈り上げ、毛包をひとつひとつくり抜いてグラフトを採取します。移植床の作成と植え込み方法はクリニックによって違いがあり、移植ホールを専用パンチで作成するところもあれば、メスを使ってスリットを作るところもあります。そしてグラフトの植え付けには、ピンセットや空気圧インプランターが使用されます。

メリットとしては、広い範囲の中からドナーを採取できるので、薄毛が進行した方でも施術が可能になる、というところが挙げられます。FUT法に比べ痛みが少ない、という特徴もあります。

デメリットとしては、大量のドナーの採取に不向きで、手術時間が長くなってしまうところが懸念点となるでしょう。

従来の植毛の問題点

費用が高額である

植毛は高度な技術を要する外科手術で、一般的に100万円前後の費用が掛かってしまうため、費用対効果が見合うかどうか判断が難しいと感じる方が多くなっています。他の薄毛治療と比べてメンテナンス費用はかからないという側面もあるので、長い目で見て慎重に検討を重ねていただけると良いでしょう。

治療に痛みを伴う

自分の頭皮を切り取り、毛髪を採取するという方法のため、植毛は痛いものであるというイメージをお持ちの方も多いでしょう。施術自体は麻酔を使用するため痛みは感じません。ただ手術前の麻酔や手術後の数日間は多少の痛みを伴うことがあります。施術法によって痛みの大小はありますが、外科手術である以上痛みが発生してしまいます。

まぶたなどの目の周りや顔全体が腫れる

手術に麻酔を使用するため、術後1週間ほどは、まぶたや顔全体が腫れることがあります。これは手術自体で起こった頭皮の腫れが時間が経つにつれて顔の方に下りてくることが原因です。全ての人に起こるわけではなく、手術を受けた中の10%程度の方に起こります。

効果が出るまで時間がかかる

効果の出方には個人差がありますが、通常効果が感じられるまで半年から1年以上かかります。毛髪を移植した後の定着率が高いか低いかが重要で、施術方法とクリニックの技術の差によって定着率は異なります。

周囲にばれる可能性がある

FUT、FUSS法などの植毛を行うと1本線の手術痕が残るため、身内や職場など周囲の方に気づかれてしまう可能性があります。特に広範囲に及ぶ植毛の場合は採取するドナーが増えるため、手術痕もその分大きくなってしまいます。

FUE法などは、手術時にグラフト採取部分を刈り上げる必要があります。手術痕も残りますが、直径1mm未満の点状痕なので、FUT法に比べると目立ちにくくなります。極端な短髪にしない限りばれることはありませんが、それでも術後の髪型は多少制限されてしまいます。

技術向上によって問題を解決

親和クリニックでは、日々技術を研究・進化させ改良を加えています。当院が独自に開発した自毛植毛の治療法である「MIRAI法」は、一切メスを使いません。
これは従来の自毛植毛技術を進化させ、ストローよりも細い0.85mmという国内最小径のマイクロパンチグレードを用いてドナーを採取し、内径0.63mmのマイクロパンチブレードを用いて移植ホールを作成するという技術です。痛みなど身体への負担を抑え、傷痕を目立たせにくくするという点に優れています。
また、採取したグラフトは、定着率を高めるため最高の状態で保つ必要があります。
長年にわたり成分や温度などの研究・実践を重ね、組織の機能を損なわず生命維持に最適な管理方法を採用しています。

患者さまの声から生まれる進化

親和クリニックでは実際にいただいた患者さまの声を、医療に取り入れて技術を進化させてきました。特に多かったものとして、ドナー採取時に髪の毛を刈り上げる事へ抵抗がある、とのご意見がありました。そういった患者さまの声に答えるため、刈り上げる事なくドナーを採取する事を可能にした治療法がNC-MIRAI法になります。これは採取部の毛髪を少しずつ切りながら、1株1株グラフトを採取するというもので、後頭部の頭髪を広範囲に刈り上げずに済むため手術後でも髪型が変わらないことが最大の特徴です。NC-MIRAI法は医療機器の進化だけでなく、それを扱う医師とスタッフの熟練の技術と息の合ったコンビネーションがないと実現できない植毛治療法となります。

最新の植毛事情について

ロボットによる植毛

これは従来ドクターの手作業によって患者様の後頭部から採取されていたグラフトを、自動のロボットアームが採取するというものです。クリニックとしては医師・看護師の人件費が大幅に削減できるため、患者様は比較的安価で植毛を受けることが可能です。しかし手術のクオリティ自体は熟練した医師の手技と比べるとまだまだ劣ります。

採取にはパンチブレードを使用しているため、手術法としてはFUE法に分類されます。しかし、植毛手術は繊細な細かい手技と人の目と感覚を通した判断力が必要となるため、人の手による細かい動きまで再現することは難しくなります。そのため導入しているクリニックはまだ少数となっています。

MIRAI法、NC-MIRAI法

患者さまの声をもとに、より自然で負担のない治療法を提供するため、10年以上にわたる研究を重ねて開発された植毛技術がMIRAI法、NC-MIRAI法です。MIRAI法、NC-MIRAI法の最大の特徴は、植毛機器の進化と、チームワークによる医療技術の向上・進化を掛け合わせているところにあります。

グラフトを採取するパンチブレードのサイズを小さくすれば患者さまにとって痛みは少なくなります。しかしサイズを小さくしすぎてしまうと組織が傷ついたり移植が困難になるなど、グラフトの定着率が落ちてしまいます。そのため、低侵襲かつグラフトの定着率を落とさないパンチブレードの最適なサイズを決定するまでに様々な検討を繰り返しました。もともとは1.25mm程だったそのサイズを国内最小径の0.63mm(移植ホール作成時)まで落としたマイクロパンチブレードを現在では使用しています。

また、当院ではチーム医療をモットーに常日頃から経験値・技術力の共有とブラッシュアップを行い、高いプロ意識で治療に臨んでおります。ドクターと看護師が一丸となって手術の質と患者様の安全管理の向上に力を注いでいます。

一般的な技術力のある医師の採取株数は500〜600株/時間 ですが、親和クリニック新宿院の治療では、2000株/時間 のスピードで採取が可能です。2017年5月の時点で、MIRAI法による3000株の植毛施術で手術開始から終了までを4時間44分で終了させています。3000株の移植手術をこの短時間で終えることができるクリニックは世界を見てもほとんど例がなく、これまで不可能とされていた5時間の壁を超えています。勿論、手術のスピードだけにこだわっているわけではなく、高いクオリティを維持しながら短時間で完了し、より高い完成度・高い生着率の手術実現を目指します。

今後の植毛事情について

自毛植毛の技術はこれからも進化を続けていくことは間違いありません。今後も目覚ましく発展を遂げていく植毛技術ですが、新たな技術に盲目的に飛びつくのではなく、今提供できる最善の医療を正しく見極め、患者さまのご要望を最優先に考え、技術進歩による貢献の可能性を最大限に広げてまいります。

これからも親和クリニックは日々技術を研鑽し、医療の進化とチームの向上のため、力を尽くしてまいります。世界の最先端の技術に触れ、時には取り入れながら改良を重ねるため、国際毛髪研究学会や日本形成外科、その他の学会などでの講演を行い、自毛植毛医学全体の発展に貢献できるよう努めてまいります。

今後も患者さまおひとりお一人の声に耳を傾け、当院に訪れた方が理想の髪型を手に入れることができるよう、全力でお手伝いをいたします。

[ このコラムの著者 ]

親和クリニック 総院長 音田 正光

親和クリニック 総院長 音田 正光

大学を卒業後、一般外科、消化管外科、乳腺内分泌外科の臨床、および分子生物学、腫瘍学の研究に約十数年従事。その後、植毛手術を開始。
最初の5年間はFUSS手術をメインに執刀。症例数は約1,000例を超え、その後はFUE手術を行う。FUE手術の症例数は約2,000例にものぼる。
平成20年、採取に動力パンチを用いたFUE手術に関する論文を執筆。この分野における先駆的報告と評価される。

親和クリニック 総院長 音田 正光

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