親和クリニック 総院長
音田 正光
大学を卒業後、一般外科、消化管外科、乳腺内分泌外科の臨床、および分子生物学、腫瘍学の研究に約十数年従事。その後、植毛手術を開始。
最初の5年間はFUSS手術をメインに執刀。症例数は約1,000例を超え、その後はFUE手術を行う。FUE手術の症例数は約2,000例にものぼる。
平成20年、採取に動力パンチを用いたFUE手術に関する論文を執筆。この分野における先駆的報告と評価される。
『若はげを対策したい!』
『薄毛を治すにはどうすればいいの?』
20代や30代の若い方でも、薄毛にお悩みの方は多いです。若はげの原因の多くはAGA(男性型脱毛症)であり、日本皮膚科学会のガイドラインでは、20代で約10%、30代で約20%の確率で発症することがわかっています。一体どうすれば有効な対策が取れるのでしょうか?
そこで今回は、年間1500件以上の薄毛治療を行う親和クリニックが、若はげの対策について解説していきます。
この記事を読めば、薄毛を改善する画期的な治療法もわかります。
親和クリニックでは、薄毛でお悩みの方のために無料カウンセリングを実施しています。最適な治療プランを無料でご提案しておりますので、どうぞお気軽にご利用ください。
目次
若はげを対策するには、主に以下の5つの方法が有効となります。
それぞれを解説します。
若はげに有効な対策の1つ目は、早期にクリニック治療を開始することです。
若はげの原因の多くは、AGA(男性型脱毛症)と考えられますが、AGAの治療法は確立されていて改善が期待できるようになっています。ただし、AGAは進行性の脱毛症であるため、早期に治療を始めることが大切です。
例えば、薬物療法では、フィナステリドやデュタステリドの内服、ミノキシジルの外用が一般的に用いられます。これらの薬は、毛母細胞の活性化やDHTの生成抑制を通じて、脱毛の予防や新しい髪の成長を助けます。
また、薄毛になった部分に自分の元気な毛髪を移植するという画期的な治療法も存在します。それが自毛植毛です。自毛植毛なら、薄毛のお悩みを根本から解決できます。
しかし、いずれの治療法も薄毛の範囲が拡大してしまうと効果的な改善が難しくなります。また、治療開始が遅れると治療に必要な時間やお金も余計にかかることになってしまいます。
そのため、早期にクリニック治療を開始することが、若はげ対策にとっては何よりも重要です。親和クリニックでは若はげでお悩みの方のために、無料カウンセリングを実施しています。どうぞお気軽にご利用ください。
若はげに有効な対策の2つ目は、睡眠不足を解消することです。
睡眠は、体全体の健康維持に不可欠なだけでなく、髪の健康や成長にも密接に関連しています。睡眠不足はストレスが溜まったり、ホルモンバランスが乱れたりする原因になるため、抜け毛を増やしてしまう可能性があります。
十分な睡眠を確保することで、体内のホルモンバランスが整い、健康な頭皮環境が保たれますので、睡眠が不足しないように注意しましょう。1日7~8時間の睡眠時間を確保し、どんなに忙しくても睡眠時間を削らないようにしてください。
例えば、夜はぬるめのお湯にゆったりと入浴するようにすると、リラックス効果を得られ、質の良い睡眠ができるようになります。また、夜の10時以降は、テレビやスマートフォンを見ないようにし、読書やストレッチをして過ごすと入眠しやすくなります。寝不足気味な方は、昼休みなどに仮眠を取るのもおすすめです。
質の良い睡眠の習慣を身につけることにより、髪の健康や成長を促進することはもちろん、心身の状態も良好に保つことができます。
若はげに有効な対策の3つ目は、栄養バランスの良い食事をすることです。
栄養バランスの良い食事は、髪の健康を保つために欠かせません。特に、タンパク質やビタミンA、ビタミンE、亜鉛、鉄分は髪の成長に必要な栄養素です。これらを含む食品を摂取することで、髪の健康をサポートできます。
例えば、肉や魚、大豆、卵、牛乳、チーズなどには良質なタンパク質が豊富に含まれています。また、にんじんやほうれん草などの緑黄色野菜はビタミンAが豊富で、アーモンドなどのナッツ類にはビタミンEが含まれています。牡蛎やレバー、納豆、海藻類などもミネラルが豊富で髪の成長をサポートできます。バランス良くこれらの食品を摂取し、健康的な食生活を心掛けましょう。
逆に、下記のような食生活を送りがちな方は、頭皮環境が悪化するため注意が必要です。
栄養バランスが偏った食生活は、髪の成長だけでなく、心身の健康にも悪影響を及ぼします。栄養バランスの良い食事を心がけ、髪も心身も健康に保ちましょう。
若はげに有効な対策の4つ目は、ストレスを発散することです。
ストレスは、心身の健康に悪影響を及ぼすだけでなく、抜け毛が増える原因にもなります。ストレスを感じた体は自律神経のバランスが崩れやすくなり、交感神経が優位に働くようになります。交感神経は、血行を悪化させたり、身体を緊張状態にさせたりするため、髪に栄養が届きにくくなり、抜け毛の原因になります。
また、男性ホルモンの働きを活性化することで、AGAの進行を早める可能性もあります。ストレスによって頭皮の皮脂が過剰に分泌され、頭皮環境が悪化しやすくもなります。
ストレスは髪の大敵ですので、ストレスを発散することを心がけましょう。運動や趣味などに没頭する時間を作ったり、入浴やカラオケ、ストレッチなどで心身をリラックスさせることも有効です。強いプレッシャーのかかる仕事や複雑な人間関係からはできるだけ距離を置き、家族や友人と団らんする時間を大切にしていきましょう。
心身の健康が髪の健康にも良い影響を与えます。ストレスを積極的に発散できるように工夫していきましょう。
若はげに有効な対策の5つ目は、正しいシャンプーを行うことです。
シャンプーの仕方が誤っていると、頭皮環境が悪化したり抜け毛が増えたりして、薄毛の進行が加速してしまいます。正しいシャンプーの方法を取り入れて、抜け毛をできるだけ防いでいきましょう。
正しいシャンプーの手順は以下の通りです。
大切なポイントは、弱酸性の洗浄力のマイルドなシャンプーを使うこと、頭皮に爪を立てて洗わないこと、ごしごしと強くこすらないこと、自然乾燥させないことなどです。頭皮は非常にデリケートなので、痛めたり乾燥させたりしないように、大切にやさしくケアをしていきましょう。
シャンプー後に頭皮のかゆみや乾燥が気になる方は、保湿成分の入った育毛剤などを使うこともおすすめです。
若はげの対策には、クリニック治療がもっとも有効です。なぜなら、若はげの原因のほとんどはAGAであり、AGAを改善するにはクリニック治療を行う以外に方法はないからです。
AGAであることを知らずに、高価な育毛剤や発毛サロンにお金を投じてしまう方も多いです。しかし、医学的に考えた場合、AGAを改善する方法はクリニック治療の他にありません。大切なお金を失ってしまう前に、まずは薄毛治療専門のクリニックでAGA診断を受けておくことをおすすめします。
若はげ対策に有効なクリニック治療は以下の3つです。
それぞれを解説します。
若はげ対策に有効なクリニック治療の1つ目は、内服薬治療です。
AGA治療薬として効果が認められている内服薬には以下の2種類があります。
いずれも基本的な治療の仕組みは似ていますが、効果に異なる点もありますので、それぞれを解説します。
フィナステリドは、男性ホルモンの一種であるテストステロンが、DHT(ジヒドロテストステロン)に変換されるのを阻害することで、AGAの進行を抑える働きを持つ内服薬です。日本皮膚科学会がまとめた「男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン 2017 年版」では、フィナステリドによる内服治療をA(行うよう強く勧める)と評価し、AGAの改善効果を認めています。
AGAは、テストステロンが5αリダクターゼという還元酵素の作用で、DHTに変換され、DHTがホルモンレセプターと結合し、脱毛因子が生成されることで発症する脱毛症です。脱毛因子が生成されると、通常2~6年ほどある毛髪のライフサイクル(毛周期)が短縮化され、十分な成長期を経ないまま髪が抜け落ちるようになります。
そのため、AGAの抜け毛は細く短いものが含まれるという特徴があります。また、5αリダクターゼⅡ型は、前頭部や頭頂部に多く存在します。これにより、AGAの初期症状は生え際やつむじのあたりから薄毛の進行が始まるという特徴があります。
フィナステリドは、5αリダクターゼⅡ型の働きを抑えることで、DHTの生成を阻害します。DHTの生成がストップされれば、毛周期が正常化されるので、AGAの進行を止めることができます。
ただし、フィナステリドにはAGAを完治する効果はありません。そのため、AGAの進行を抑えたいと思う限りは、服用を続ける必要があります。また、まれに副作用(肝機能障害や性欲減退など)が起きるリスクがあるため、必ず医師の処方のもと、正しく使用することが大切です。
デュタステリドは、5αリダクターゼⅠ型とⅡ型の両方に作用し、より強力にAGAの進行を抑えることができる内服薬です。フィナステリドとの違いは、5αリダクターゼⅠ型にも作用する点です。
5αリダクターゼⅠ型は、前頭部や頭頂部以外にも存在する酵素であるため、AGAの進行が早い場合や薄毛の範囲が広い場合にデュタステリドが用いられます。日本皮膚科学会のガイドラインでは、デュタステリドによる内服治療をA(行うよう強く勧める)と評価し、AGAの改善効果を認めています。
デュタステリドも、AGAの進行を抑える働きはありますが、AGAそのものを完治させる効果はありません。そのため、AGAの進行を抑えたいと思う限り、服用を続ける必要があります。また、男性ホルモンに作用する効果が強いため、フィナステリドよりも副作用(肝機能障害や性欲減退など)が起きる可能性があります。デュタステリドも、必ず医師の処方のもと、正しく使用することが大切です。
フィナステリド、デュタステリドともに、AGAの進行を抑えることはできますが、発毛を促す効果はほとんど期待できません。そのため、内服薬でAGAの進行を抑えつつ、外用薬を併用することで発毛を促すことが、一般的なAGA治療となります。
また、フィナステリド、デュタステリドともに、女性は禁忌となっています。女性の薄毛改善にフィナステリドやデュタステリドを使用することはできません。特に妊娠の可能性がある場合、胎児に重大な副作用を及ぼす危険性がありますので、女性はAGA内服薬を絶対に使用しないでください。
女性の薄毛改善には、他の薬や自毛植毛がおすすめです。詳しくは親和クリニックまでご相談ください。
若はげ対策に有効なクリニック治療の2つ目は、外用薬治療です。
AGA治療の外用薬には、ミノキシジルがあります。ミノキシジルは頭皮の毛細血管を拡張し、毛根に栄養やホルモンが届きやすくすることで発毛を促します。
ミノキシジルはもともと、高血圧症の薬として開発されましたが、副作用として多毛が見られたため発毛剤に転用されました。日本の厚生労働省にも認可されていて、日本皮膚科学会のガイドラインでもミノキシジルの外用をA(行うよう強く勧める)と評価されています。
ミノキシジルには発毛を促す効果が認められていますが、AGAの進行を抑制したり完治したりする効果はありません。そのため、一般的なAGA治療では内服薬と併用される場合が多いです。
また、AGAの進行によって毛根の細胞が死滅している場合、ミノキシジルによる発毛は困難となります。そのため、AGA治療はできるだけ早く始めることをおすすめします。
なお、ミノキシジルの内服については、日本皮膚科学会のガイドラインにおいてD(行うべきではない)と評価されています。自己判断でミノキシジルを内服することは大変危険ですので、絶対に服用しないでください。
若はげ対策に有効なクリニック治療の3つ目は、自毛植毛です。
自毛植毛は、AGAになりにくい後頭部や側頭部の毛髪を毛根の組織ごと採取し、薄毛になった部分に移植する外科手術です。薄毛になった部分に自分の毛髪を回復できるので、薄毛のお悩みを根本から解決する画期的な治療法となります。日本皮膚科学会のガイドラインでは、B(行うよう勧める)という評価になっており、自毛植毛の効果が認められています。
移植した毛髪の多くはその場に生着し、その後は生え変わり続けます。AGAになりにくい性質は移植後も引き継がれるため、半永久的に薄毛が改善されます。また、自分の毛髪が伸びていきますので、風合いが自然でバレにくく、かつらやウィッグのように周囲に違和感を与える心配もありません。
洗髪や散髪も今まで通りに行え、パーマやヘアカラーも楽しめるようになります。自毛植毛は1回の治療で完了できるため、定期的な通院や薬を飲んだり塗ったりする手間暇も必要ありません。薄毛になる前の自然な生活スタイルに戻れるため、毎日がとても楽に過ごせます。
移植する毛髪は自分のものなので、拒絶反応などの副作用はほとんどありません。親和クリニックが提供する最新の自毛植毛なら、メスで頭皮を切らない術式なので、傷や痛みが残りにくくダウンタイムも少ないというメリットがあります。親和クリニックなら日帰り手術が可能なことはもちろん、翌日にはクリニックで洗髪ができるほど回復が早いです。
自毛植毛は、もともと毛が生えていない部分にも発毛させることができます。そのため、AGA治療薬が効果を発揮できない薄毛の場合でも、自毛植毛なら効果的な改善が期待できます。自毛植毛は、薄毛治療の最後の切り札といえる治療法です。
自毛植毛は高度で精密な外科手術となるため、1回あたりの費用が高額になる場合があります。ただし、AGA治療薬を長期継続した場合のトータルコストよりも、自毛植毛の費用の方が安く済む場合がありますので、AGA治療の費用比較は長期スパンで検討してみましょう。
また、自毛植毛も効果的な改善をするためには早期治療が大切になります。若い方ほど効果的な改善が期待できますので、若はげ対策でお悩みの方は親和クリニックまでご相談ください。
親和クリニックでは、薄毛でお悩みの方のために無料カウンセリングを実施しています。最適な薄毛治療プランを無料でご提案しておりますので、どうぞお気軽にご利用ください。
若はげ対策に関するよくある質問をまとめました。
若はげの原因の多くは、AGAと考えられます。AGAは市販の育毛剤や頭皮マッサージなどで改善されることはありません。しかし、AGAはクリニック治療で改善が期待できますので、薄毛でお悩みの方は親和クリニックまでご相談ください。
髪型が決まりにくくなったり、枕や洗面所に抜け毛が多くなったりすることです。抜け毛の中に細く短い毛が多く含まれる場合は、毛髪のライフサイクルが短縮化されて抜け毛が起きている可能性が高いです。
また、生え際やつむじのあたりから薄毛が始まっている場合は、AGAである可能性が高いので、早期にクリニック治療を開始することがおすすめです。
日本皮膚科学会のガイドラインによれば、20代でも約10%の確率でAGAになることが報告されています。若くてもAGAになる可能性はありますので、薄毛が気になる方は早めにAGA診断を受けてみてください。
AGAを発症していても、クリニックで早期に治療を始めれば効果的な改善が期待できます。薄毛でお悩みの方は、親和クリニックまでご相談ください。
今回は、若はげの対策や原因について解説しました。
若はげの主な原因はAGAが考えられますが、AGAはクリニック治療によって改善が期待できます。薄毛や抜け毛でお悩みの方は、早めにAGA治療を開始されることをおすすめします。
早期に治療を開始すれば、若はげは効果的な改善が期待できます。おひとりでお悩みを抱えずに、まずは親和クリニックまでご相談ください。親和クリニックの最新式の自毛植毛なら、自然な風合いで薄毛を改善できます。薄毛になる前の状態に近づくことができるので、薄毛のお悩みを根本的に解決できます。
薄毛のお悩みは早期に解決して、これからの人生をまだまだ楽しんでいきましょう!無料カウンセリングのお申し込みは下記から簡単にご予約できます。どうぞお気軽にご利用ください。
親和クリニック 総院長
音田 正光
大学を卒業後、一般外科、消化管外科、乳腺内分泌外科の臨床、および分子生物学、腫瘍学の研究に約十数年従事。その後、植毛手術を開始。
最初の5年間はFUSS手術をメインに執刀。症例数は約1,000例を超え、その後はFUE手術を行う。FUE手術の症例数は約2,000例にものぼる。
平成20年、採取に動力パンチを用いたFUE手術に関する論文を執筆。この分野における先駆的報告と評価される。