目次
MIRAI法とは?
親和クリニックが独自開発した
“頭皮を切らない”高密度自毛植毛
MIRAI法は、親和クリニックが開発した自毛植毛手術の一つです。メスで頭皮を切開せずに毛髪を移植できるため、患者さまの負担を軽減しながら、仕上がりの良さや生着率を高めることができます。
そもそも自毛植毛にはいくつかの術式があり、かつては後頭部の皮膚をメスで切り取り、小さな株にスライスして移植するFUSS法が主流でした。しかし、デメリットが大きく、現在ではほとんど行われていません。
それに代わって登場したのがFUE法です。こちらは後頭部の皮膚を切り取らず、パンチブレードという専用の器具を使ってグラフト(移植株)を採取したり、植毛ホールを作成いたします。

このFUE法を独自の研究開発によって進化させたのが、親和クリニックのMIRAI法です。オリジナルの超極細パンチブレード(直径約0.5~0.6mm)や高機能ハンドピースを用いることで、植毛の痛みや傷を最小限に抑えつつ、高密度で自然な毛流れを実現します。
音田総院長のインタビューはこちらこのような方におすすめ
- 手術の痛みを抑えたい
- 傷跡が目立たないほうがいい
- 髪が生え揃うまで時間がかかっても確実に生やしたい
- 生え変わり後のヘアスタイルも重視したい
- バリカンで刈り上げることに抵抗がない
MIRAI法の症例
主なリスクと副作用について
術後の過ごし方・個人差により程度は異なりますが、移植に伴う患部の腫れ、赤み、かゆみなど通常の外科手術で考え得る症状が起こる場合ががあります。通常1週間〜1ヶ月程度で改善しますのでご安心ください。
MIRAI法の特徴
01
デザインにこだわった
高密度自毛植毛
自毛植毛手術では、採取したグラフト(移植株)を移植するためのホール作りが仕上がりに大きく影響します。
かつての術式では、移植ホールを作成する際に小さなメスを使用し、頭皮にスリットを入れていました。しかし、いくら小さいとはいえ、メスでは互いのスリットが干渉し合い、密度を高めることは困難でした。
一方、当院のMIRAI法は極細パンチブレードで丸い移植ホールを作ります。スリットのような干渉がないため、移植ホールを近づけて作成できるのです。

さらに当院では、独自に開発した直径約0.5mmのパンチブレードにより、一般的に使われている直径0.6mm台のものよりも高密度の移植が可能になりました。
そのうえ、仕上がりをイメージしながら移植ホールを作成し、毛流れを考慮しつつ移植することで、自然なボリューム感のあるデザインを実現します。

パンチブレードのサイズは患者さまの株の状態によって使い分けます。
02
痛みや体への負担が
少ない
かつての自毛植毛手術は、メスで後頭部の皮膚を縦約1cm×横約15〜30cmで切り取り、その皮膚を植毛に適した小さな株にスライスして移植していました。
当時はその方法しかなかったとはいえ、皮膚を切り取る手術は、患者さまに身体的・心理的な負担を強いるものでした。
それらのデメリットを克服するために誕生したのがMIRAI法です。そもそもMIRAI法の「MI」は「Minimum Invasive(=低侵襲)」のことで、体への負担の少なさを表した名称でもあるのです。
パンチブレードでグラフト(移植株)を採取するため切開や縫合の必要がなく、施術後の痛みも軽減。ダウンタイムも最小限に抑えられます。

03
手術費用を安く
抑えられる
自毛植毛は高度な外科手術です。そして保険適用外の自由診療のため、まとまった費用がかかります。
一般的に、自毛植毛手術の費用は「治療法」「グラフト数」「1グラフトあたりの値段」で決まります。そして、治療法によって1グラフトあたりの値段が変わるため、治療法の選び方で費用を抑えることが可能なのです。
親和クリニックには、MIRAI法、NC- MIRAI法、United MIRAI法という3種類の治療方法があり、MIRAI法は基本料金と1グラフトあたりの値段が低く設定されています。これは、あくまでも術式による違いで、技術の差ではありません。
また、当院の基本料金には初診料をはじめとする必要な費用が含まれています。不明瞭な追加費用が生じることはありませんのでご安心ください。

04
傷が小さく
目立ちにくい
MIRAI法は、グラフト採取のために後頭部の皮膚を切り取ることも、移植ホールのためにメスでスリットを入れることもありません。パンチブレードを使用することで、傷跡を小さくできるのです。
しかも親和クリニックでは独自に開発した直径約0.5mmの超極細パンチブレードを使用しています。他院で主に使われている0.6mm台のものよりも小さいため、頭皮への負担、術後の痛みや傷跡が抑えられます。

05
難しいとされる
頭頂部への施術が可能
頭頂部はボリュームが出にくい部位のため、ある程度のボリューム感を出すには、大量かつ高密度の移植が必要です。
さらに独特の毛流れがあり、ショックロス(植毛後一時的に毛髪が抜ける現象)も生じやすいことから、頭頂部への移植には高いデザイン力と高度な植毛技術が求められるのです。
親和クリニックは、これまでに頭頂部やつむじ付近の症例を数多く手がけてきました。医師・看護師ともに経験豊富で、既存の毛髪や毛根を傷つけず、短時間に大量の植毛が可能です。他院で断られてしまうようなケースの手術も多数実施しておりますので、お気軽にご相談ください。

MIRAI法と一般的な
FUEの違い
親和クリニックのMIRAI法は、一般的なFUE法を進化させた独自の自毛植毛手術です。
「メスを使用しない」という共通点はあるものの、グラフト(移植株)の採取方法、移植ホールの作り方、グラフトの移植方法などに大きな違いがあります。
親和クリニック MIRAI法 | 一般的なFUE法 | |
---|---|---|
グラフト採取 | 直径約0.8mmのパンチブレードを使い、ご希望の仕上がりに最適な毛髪を選んで均等に採取 | 直径1mm前後のパンチブレードで1株ずつ採取 |
移植ホール作成 | 直径約0.5〜0.6mmのパンチブレードを使い、自然な毛流れ・密度をデザインして作成 | メスを使って頭皮に切り込み(スリット)を入れる |
グラフト移植 | 空気圧を利用したインプランターで1株ずつ傷つけずに移植 | ピンセットでグラフトをつかみ1株ずつスリットに挿し込む |
術後の痛み | 痛みは軽微で気になる場合は鎮痛剤で対応可能 | 比較的少ない |
傷跡 | 毛髪の採取部分・移植部分ともに小さな傷跡でほとんど目立たない | FUSS法と比較して目立ちにくい |
費用 | 高い技術を要する手作業のため他の術式と比べ高額 | FUSS法よりも採取の難易度が高く、やや高額 |
左右にスクロールしてください
MIRAI法
施術の流れ
カウンセリングから
手術までの流れ
STEP 1 問診票のご記入・写真撮影

受付後、問診票にお悩みや症状、現在の健康状態や既往歴などのご記入をお願いいたします。
ご記入後は、頭髪状態の把握と治療効果の確認のために頭部の写真を撮影させていただきます。
STEP 2 カウンセリング・診察

これまでの薄毛治療のご経験やご要望などをうかがうとともに、自毛植毛手術の効果やリスク、当院の治療の特徴などを分かりやすくご説明いたします。
手術を希望する方だけでなく、治療するか迷っている方、治療内容を詳しく知りたい方もお気軽にお越しください。
STEP 3 治療の流れ・費用のご説明

専門スタッフが、自毛植毛の一般的な治療スケジュールをご説明したうえで、患者さまに最適なスケジュールをご提案いたします。また、費用やお支払い方法についても詳しくご案内いたします。
ご説明した内容について、または自毛植毛やAGAについての不安や疑問があれば、お気軽にご相談ください。
STEP 4 血液検査・手術のご予約

自毛植毛手術をご希望の患者さまは、安全な治療のための準備として血液検査をお願いしております。
併せて、手術の予約も承ります。ご希望日があればお知らせください。
手術当日の流れ
STEP 1 受付・着替え・診察

受付を済ませた後、術着に着替えて担当医の診察を受けていただきます。当日の体の調子などを問診するとともに、申込み時に算出したグラフト(移植株)数、植毛範囲、デザイン(マーキング)などを改めて確認します。
STEP 3 事前処置

手術室に移動し、心電図などをつけます。その後、医師の指示の元、術前薬を内服していただきます。医師と複数のスタッフによって十全の準備を整えています。
STEP 4 採取部分を刈り上げる

グラフト(移植株)を採取するために後頭部をバリカンで刈り上げます。
STEP 5
グラフト採取部分に
麻酔をする

グラフト(移植株)採取を行う前に、刈り上げた後頭部に局所麻酔をします。麻酔は痛みに配慮しながら注入していきます。
また、身体的・心理的負担を和らげるために、鎮静剤を使用することもあります。
STEP 6 グラフトの採取

横になった姿勢でグラフト(移植株)の採取を開始します。直径約0.8mmのマイクロパンチブレードを使い、医師と複数のスタッフでスピーディーに採取していきます。麻酔がしっかり効いているため痛みはなく、ウトウトしている間に完了します。
採取したグラフトは、研究に基づいた最良の状態で保管します。
移植株数により担当スタッフの人数は変動します。
STEP 7 移植ホール作成前の麻酔

グラフト(移植株)が採取できたら、体を起こし、植毛する箇所に局所麻酔をします。
しっかり麻酔を効かせるため、患者さまに適した麻酔を使用します。
STEP 8 移植ホールの作成

親和クリニックが独自開発・改良した直径約0.5〜0.6mmの極細パンチブレードで移植ホールを作成していきます。
事前にヒアリングした理想のヘアスタイルを目指し、角度や密度、毛流れを意識しながら移植ホールを作成します。
STEP 9 採取したグラフトの移植

採取したグラフト(移植株)は一つ一つが毛を作り出す臓器です。生着率を高めるために複数のスタッフでスピーディーに移植していきます。
グラフトの組織を傷つけないよう、ピンセットなどは使わず、専用のインプランターを使用し、空気圧でグラフトを植えていきます。
移植株数により担当スタッフの人数は変動します。
STEP 10 術後の処置

移植を終えたら手術は完了です。
グラフト(移植株)を採取した部分、植毛した部分をガーゼで保護し、包帯でしっかりと固定します。
STEP 11 周りからわからないようにケア

当院では、包帯が目立たないように、お帰りの際にニット帽をご用意しております。
STEP 12 全行程完了

最後に、抗生物質や痛み止め、シャワーキャップをお渡しして完了です。
パウダールームでメイクも可能です。
手術翌日

移植後の洗髪に不安を覚える方が多いことから、当院では移植翌日に専門スタッフによる洗髪サービスを行っております。
通常はスタッフ1名で行いますが、女性など髪の長い方の場合は2人で行うこともあります。
MIRAI法の費用
無料
術式 | 基本料金 | 植毛費用 |
---|---|---|
MIRAI法 | 220,000円 | 1株あたり 990円 |
- 表示価格は税込です。
- 術後、カバーシートをご利用になる場合は66,000円がかかります。
親和クリニックの
自毛植毛が選ばれる3つの理由

1.生着率を高める確かな技術と
仕上がりへのこだわり
自毛植毛手術では、移植したグラフト(移植株)がどれだけ皮膚に定着し、正常に発毛するかが重要です。その確率を生着率といい、生着率の高さが患者さまの満足度につながります。
そして、生着率は、グラフトが頭皮から切り離され、栄養を届ける血液が途絶えている時間(虚血時間)が短ければ短いほど高まります。言い換えれば、グラフトの採取からホールの作成、移植までのスピードが鍵を握るのです。
そこで当院はチーム医療を導入。外科出身で優れた技術力を持つ医師の他、研鑽を積んだ複数のスタッフを配置し、熟練の技と息の合ったコンビネーションで安全かつスピーディーな手術を実現しています。
それらを可能にしているのが、グループ全体で年間2,400件以上という手術実績です。確かな実績に基づいた知見とそこで培った技術力で違和感のない自然な仕上がりを叶えます。

2.3種類の
オリジナル診療メニューから
ご自身に合った治療法が選べる
親和クリニックには、MIRAI法、NC-MIRAI法、United MIRAI法という3種類のオリジナルメニューがあります。
お悩みやご要望はお一人おひとり異なるだけに、複数の治療法をご用意することで、より多くの患者さまの力になれると考えています。
3つの治療方法の違いは技術レベルではなく、あくまでも術式です。すべて高レベルの技術を用いていますので、ご安心ください。
患者さまの症状はもちろん、ライフスタイルや予算などをヒアリングしたうえで、無理のない最適な治療をご提案いたします。
MIRAI法 | NC-MIRAI法 | United MIRAI法 | |
---|---|---|---|
費用 | 抑えられる | 標準的 | 施術プランによって抑えられる |
術後の痛み | 少ない | 少ない | 少ない |
傷跡 | 目立ちにくい | 目立ちにくい | 目立ちにくい |
グラフト 採取方法 |
採取部を1ミリ程度に刈り上げパンチブレードで1本ずつ採取 | 刈り上げず、必要な毛髪を1本ずつ短くカットし、パンチブレードで採取 | MIRAI法の刈り上げとNC-MIRAI法の刈り上げない採取方法を融合した方法 |
術後の ヘアスタイル |
グラフト採取部のみ刈り上げる | 施術前のまま | MIRAI法の部分は刈り上げるが、刈り上げ部分は目立たない |
密度 | 高密度 | 高密度 | 高密度 |
頭頂部への移植 | 可能 | 可能 | 可能 |
左右にスクロールしてください

3.患者さまの不安軽減に向けた
充実のアフターフォロー
自毛植毛後は大きな制約はなく、基本的にいつも通りの生活ができます。しかし、手術直後は思わぬ不安や疑問がわいてくることも。せっかく手術をしたのに、それがストレスにならないよう、当院ではアフターフォローにも力を入れています。
特に、洗髪や術後の経過についてのお問い合わせが多いことから、以下のような対応をしております。どちらも追加費用はかかりませんので、ぜひご利用ください。
手術翌日の専門スタッフによる洗髪

術後の洗髪に不安を抱かれる患者さまが多いため、手術翌日に専門スタッフによる洗髪サービスを行っております。
最新の創傷治癒理論に基づく洗髪で、移植部のかさぶたの形成を防ぎ、頭皮の不快感や外見の違和感も軽減されます。適切な力加減やシャワーの勢いなどを体験していただくとともに、ご自身で洗髪する際の注意点も丁寧にご説明いたします。
定期検診の実施

親和クリニックでは、手術の翌日、6か月後、1年後に定期検診を行い、毛髪の生着状況や頭皮に異変がないかなどを確認いたします。
定期検診時以外でも、気になることや心配なことがあれば、どんな些細なことでもお気軽にご相談ください。